市況研究社日報

アウトルックフォーラム前の情勢

「市況研究社日報」(穀物) 2018年2月14日(水)

当社の立場と意見

2月でもっとも重要なのは、2月22日(木)-23日(金)の「アウトルック・フォーラム」と2月28日(水)に始まる「期近3月限の受渡通知」です。

(ⅰ)2月=シカゴ(CBOT)期近3月限の建玉整理と5限、7限への乗り換え
(ⅱ)2~4月=ブラジル夏作穀物の作況と実収高、2期作トウモロコシの作付け
(ⅲ)2月15日~2月21日=中国の春節休暇
(ⅳ)2月22日(木)-23日(金)=アウトルック フォーラム
(ⅴ)2月28日(水)=シカゴ(CBOT)期近3月限の受渡通知初日

●当社の指標

われわれは「穀物輸入国」の円貨/トン建て相場を対象にしているので、(ⅰ)海上運賃(フレート)、(ⅱ)積み地のベーシス水準、(ⅲ)シカゴ(CBOT)先物、(ⅴ)換算為替レートなどを包括的に検討しなければならない。

上記の4要素を勘案し、2月5日(月)の東京市場で売り始めた方もおられると思います。

当社では、2月22日(木)-23日(金)のアウトルック フォーラムまでは、様子を見ながら、好きなようにすればよいと思います。

韓国農協が29日(金)に購入した5月入着玉はすべて「$198.88/MT C&F」であった。おおざっぱな試算として<$1.24/bu.+シカゴ(CBOT7月限>あたり。シカゴ(CBOT)トウモロコシ7月限のプライシングの加重平均値を「$3.8050」とすると、ブッシェルあたりの調達価格は<1.24+3.8050=$5.045>、トンあたりに換算すると<$198.61/ton C&F>です。米国トウモロコシの5月入着玉の調達価格は、そのあたりが見当と思います。

●シカゴ(CBOT)先物の乗り換えと建玉整理

シカゴ(CBOT)トウモロコシ期近3月限の取組高は月末2月28日には「2万枚前後」になる。シカゴ(CBOT)先物の投資玉は、5月限や7月限へ乗り換えが進み、期近3月限は月末の受渡通知初日までに手仕舞いされる。この<乗り換え>と<建玉整理>によって、これからシカゴ(CBOT)トウモロコシ先物の総取組高が減少し、取組内部要因も大きく変わります。

日付  3月限  出来高  3限建玉 5限建玉 7限建玉  総取組高
02/13 3.6675 510,516
02/12 3.6700 484,368  499,812 460,577 296,891 165万8,245(枚)

02/09 3.6200 483,310  529,368 441,356 286,657 165万0,719
02/08 3.6575 620,462  558,593 421,412 280,603 165万2,086
02/07 3.6525 977,205  620,930 404,111 277,462 168万6,781
02/06 3.6350 417,697  681,699 371,985 282,823 171万1,904
02/05 3.5875 474,810  695,650 353,417 279,629 169万6,459

02/02 3.6150 369,075  726,127 333,559 276,859 170万0,561
02/01 3.6175 485,028  738,911 323,861 274,430 169万5,323
01/31 3.6150 290,605  747,339 310,512 269,762 168万0,022
01/30 3.6150 372,664  771,463 305,276 269,845 169万2,248
01/29 3.5875 261,594  783,132 296,695 268,735 168万4,125

●「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシス

当社ではシカゴ(CBOT)トウモロコシ先物を分析するとき「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシス水準を感度のよい指標にしています。

昨日13日(火)の「日報」では、「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシス水準が予想を超えて反発していたので、2月5日から「東京トウモロコシ」の売りを始めた方に「注意は必要」とお伝えしました。

そして、今朝の「オマハ-カウンシルブラフス」はベーシスが元に反落しています。おそらく、前日の上昇は気配値の変動であって、実際の取引はないのではないかと思います。

(ⅰ)シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物がファンドの売りによって下げていても、米中西部供給地の「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシス水準が上昇しているなら下値は限定されている。これまでの経験から言って、米中西部供給地の「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシス水準が上昇しているときは、東京トウモロコシの売りを手仕舞いしておくのが順当です。

(ⅱ)反対に「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシスが下落しているなら、シカゴ(CBOT)先物でファンドの買いが続き、トウモロコシ相場が高騰しているときでも、売りで取りに行くことができる。「オマハ-カウンシルブラフス」のベーシス水準が低下しているなら、シカゴ(CBOT)先物が高値を付けても持続力はない。

#2 黄トウモロコシ
      H=2018年3月限
日付    シカゴ基準限月  オマハ現物   ベーシス

02/13 2018  3.6675 H   3.46-3.50  -21H -17H unch-dn 5
02/12 2018  3.6700 H   3.46-3.55  -21H –12H unch-up 5

02/09 2018  3.6200 H   3.41-3.45  -21H –17H unch
02/08 2018  3.6575 H   3.45-3.49  -21H –17H unch
02/07 2018  3.6525 H   3.44-3.48  -21H –17H unch-up 2
02/06 2018  3.6350 H   3.43-3.45  -21H –19H unch
02/05 2018  3.5875 H   3.38-3.40  -21H –19H unch

02/02 2018  3.6150 H   3.41-3.43  -21H –19H dn 1-2
02/01 2018  3.6175 H   3.42-3.45  -20H –17H unch
01/31 2018  3.6150 H   3.42-3.45  -20H –17H unch
01/30 2018  3.6150 H   3.42-3.45  -20H –17H unch
01/29 2018  3.5875 H   3.39-3.42  -20H –17H unch

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