市況研究社日報

8月価格について

「市況研究社日報」(石油) 2018年8月31日(金)

本日31日の相場で、サウジ原油などのアジア向け8月積み輸出価格が決まります。

8月積みのサウジ原油の場合、その購入価格はアジア向け中東原油の価格マーカーであるドバイ原油およびオマーン原油の8月1カ月間のスポット価格(東京時間午後5時30分のプラッツ社の査定価格)を基準にして決められるため、本日31日のアジア市場で最終的に8月平均値が確定します。

<当社の8月価格予想
2018年8月 ドバイ原油スポット価格の平均値        72.510ドル(予想)
2018年8月 オマーンおよびドバイの平均値
2018年8月 東京仲値の平均値            1ドル=111.08円(予想)
プラッツ・ドバイ原油 2018年8月限最終決済価格     50,660円/KL(予想)

<7月価格
2018年7月 ドバイ原油スポット価格の平均値        73.120ドル
2018年7月 オマーンおよびドバイの平均値         73.171ドル
2018年7月 東京仲値の平均値            1ドル=111.38円
プラッツ・ドバイ原油 2018年7月限最終決済価格     51,220円/KL

アジア市況のガソリン・クラックの低迷

本日8月31日(金)の「日本経済新聞」(朝刊)19面商品欄で「ガソリン、中国が揺さぶる/アジア市場 設備過剰で輸出シフト」の記事があります。

アジア市況の指標であるシンガポール市場では、とく本年4-6月期以降ガソリンのクラック・スプレッドが記録的に低下している。中国や東南アジアで製油所の精製能力の増強が続いており、その稼働率が高く推移すれば、アジア地域のガソリン供給はじゃぶじゃぶになる。中国のガソリン輸出はこの地域のガソリン精製マージンを圧迫する。本日の「日本経済新聞」の記事では、「今後、中国品が日本に流れやすくなる」可能性に言及しています。

原油の戻りについて

米国でトランプ氏が台頭して以降、事実がどうかということよりも、相場の値動きに合わせて「真実に似たもの」が重宝される。今週は、株式相場が買われ、「通商問題をめぐる懸念が緩和した」と喧伝された。

<米国石油統計の特徴
(1)前週「8月18日-8月24日」は米国の原油輸入量が減少し、原油輸出量は増加したので、8月24日時点の米国原油在庫が減少した。
(2)米国原油在庫は8月に減少したあと、9-11月に増加する可能性が高い。
(3)米国の石油精製施設の原油処理量は「8月4日-8月10日」のピークから減少している。
(4)例年の季節的要素として、米国の原油処理量は9-11月に減少する。
(5)米国の原油生産は今後9-12月も増加し、そして来年(2019)も拡大が続く見通し。

本日の為替

米国の金利指標はヨコに揉み合っているので為替も小動きです。「1ドル=111.55円」を超える円安の可能性は低いとお伝えしてきました。

本日8月31日(金)の予想レンジは「1ドル=111.25~110.95円」で考えます。

中東原油について

ウェブサイトの「CIF予想」を更新しました。

<わが国石油会社の購入原油価格の基準とCIF予想

8月価格の推移(省略)

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